
「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」と「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」をレビューします
この記事は元靴メーカーでプロ選手のサッカーシューズを手がけた事もある筆者が、超幅広(4E)プレーヤーのためのサッカースパイク「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」と「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」の違いを解説します。
・「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」と「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」の違いって何?
・同じ4E(スーパーワイド)でも、素材が変わると履き心地は違う?違わない?
・おすすめな人、おすすめじゃない人
を知りたい方へ向けた記事になります。参考にしてくださいね。
・モナルシーダ全7モデル(ワイド、SW、ELITE、PRO、SELECT等)総合まとめ記事はこちら
・モレリア2(Ⅱ)JAPANと、3E幅広のモナルシーダ NEO3(Ⅲ)WIDE ELITEの違い比較はこちら
結論:超幅広の足に極上の柔らかさを求めるか、毎日のハードな練習に耐えるタフさを求めるかで選ぶ。

まず結論です。2つともミズノの中でも最も広い「スーパーワイド(4E相当)」の足幅を持つスパイクです。両者の最大の違いは「つま先の素材(天然皮革か人工皮革か)」です。
・「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」は、4Eのゆとりに加え、カンガルーレザー(天然皮革)特有の極上のフィット感と足馴染みを追求したモデル。
・「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」は、4Eのゆとりはそのままに、日々の練習に耐える耐久性をプラスしたコスパモデル。
なので、おすすめな人、おすすめじゃない人は
・足幅が極端に広く、かつ試合での繊細なボールタッチや、履き込むほどに自分の足に馴染む「素足感覚」を最優先したい人は、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL
・足幅が広く、かつ毎日のハードな部活の耐久性も欲しい。また、手入れの手間を省きつつ、ダッシュ時の「ブレない安定感」を重視する選手は、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW
ということになります。
モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLとモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWのスペック比較表
そもそも「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」と「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」は、他社の靴では足が入らない、あるいは痛くてプレーできないという超幅広・甲高プレーヤーのために開発された専用設計シューズです。
その2つのスペック比較表は以下のようになっています。
| 商品 | モナルシーダ NEO3(Ⅲ) SW KL ![]() | モナルシーダ NEO3(Ⅲ) SW ![]() |
| 価格 | ¥17,050(税込) | ¥13,750(税込) |
| 特徴 | 超幅広設計+ 天然皮革の足馴染み | 超幅広設計+ 柔らかさと耐久性の両立 |
| 対応グラウンド | マルチソール (土/天然芝/人工芝) | マルチソール (土/天然芝/人工芝) |
| ワイズ(靴幅) | スーパーワイド(4E相当) | スーパーワイド(4E相当) |
| LAST | スーパーワイド フィットラスト | スーパーワイド フィットラスト |
| アッパー前足部素材 | ウォッシャブル カンガルーレザー (天然皮革) | マイクロファイバー (人工皮革) |
| アウトソール | SW(4E)専用設計 アウトソール | SW(4E)専用設計 アウトソール |
| 重量(27.0cm片方) | 約250g | 約245g |
| リンク | 楽天市場 | 楽天市場 |
ズバリどこが違う?モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLとモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWの価格差とは
スペック比較表を見ると、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLとSWは「LAST(靴型の形)」と「4E専用のアウトソール」が同じであることがわかります。
では、価格差はどこから来ているのか。選ぶ上で絶対に知っておくべき「明確な違い」を解説します。
① アッパー前足部の素材の違い(天然皮革 vs 人工皮革)。KLは天然皮革ならではの足馴染み

ここが両モデルの最大の違いであり、商品名にある「KL(Kangaroo Leather)」の由来です。
モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLの前足部には、トップモデルのモレリア2(Ⅱ)やモレリアネオ4(Ⅳ)と同じ高品質な「ウォッシャブルカンガルーレザー(天然皮革)」が採用されています。履き込むほどに足の形に合わせて伸びて馴染み優しくフィットしてくれます。
一方、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWは、前足部を含めた靴全体にマイクロファイバー(人工皮革)を採用しています。KLほどのしなやかな足馴染みや革の伸びはありませんが、人工皮革としてはある程度柔らかい素材です。
・履き込むほどに足の形に合わせて伸びて馴染み優しくフィットする「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」
② 耐久性と手入れの楽さの違い。モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWは耐久性がある

耐久性は、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWです。
天然皮革を使用しているモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLは、雨の日の泥汚れを放置すると革が硬くなってヒビ割れてしまうため、定期的な手入れが必要になります。
一方のモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWは、素材がマイクロファイバー人工皮革のため、天然皮革に比べて圧倒的な手入れの楽さがあります。また、激しい動きでも靴が型崩れしにくいため、「毎日の部活でハードに走る」ことを考えた場合タフさとコスパはSWに軍配が上がります。
・「毎日の部活でハードに走る」ことを考えた場合タフさとコスパは「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW」
サイズ感は同じ?モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLとモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWの履き心地の違い

結論から言うと、縦の長さや横幅の「基本サイズ設計」は全く同じです。
ただし、足を入れた時の”感じ方(履き心地)”には、アッパー素材の違いによるキャラクターの差があります。
モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLの履き心地
一言でいうと:「幅広を包み込む、極上の優しさ」
前足部にカンガルーレザーを使用しているため、数回履くと革がじんわりと伸びて、自分の足の凹凸に合わせてピッタリと沿ってくれます。甲が高い、あるいは小指の付け根が極端に出っ張っているといった、幅広特有の足の悩みにも柔軟に対応してくれる優しいフィット感です。
モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SWの履き心地
一言でいうと:「4Eなのにブレない、ホールド感」
靴全体が伸びにくいマイクロファイバーで構成されているため、KLに比べると足を入れた瞬間に「少し硬い」と感じるはずです。
しかし、これは窮屈なわけではなく、広い靴の中で足が遊ばないようにしっかりとホールドしてくれている証拠です。4Eというゆとりのある空間の中で、強い踏み込みや鋭いターンでも足が横にブレないという、強力な安心感があります。
どっちを選ぶべき?履き心地のまとめ

・モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL: 超幅広の足に対して、履き込むことで得られる「足と靴が一体化するような柔らかさ」と「天然皮革の伸び」を最優先したい選手向け。
・モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW: 4Eのゆとりは確保しつつ、革の伸びすぎによるルーズさを嫌い、常に足をホールドしてくれる感覚を重視する選手向け。
・「足と靴が一体化するような柔らかさ」は「モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL」
・「足をホールドしてくれる感覚」は、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW
まとめ:モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KLとSWの違い比較!サイズ感や評価、コスパは?
・シューズが足に吸い付くような「柔らかさ」と「天然皮革のタッチ感」を最優先したい超幅広の選手は、天然皮革のモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL
・手入れの手間を省き、ダッシュに必要な「ホールド感」と圧倒的な「耐久性」を重視する超幅広の選手は、人工皮革のモナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW
という結果でした。
足に合わない細いスパイクを無理に履き続けると、外反母趾や足裏の怪我などのトラブルに繋がります。ですので、
・「4E幅の足でも、妥協せずに最高のタッチ感で試合に臨みたい!」という試合用スパイクなら、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW KL
・「4E幅で痛みをなくしつつ、毎日の練習から試合まで使いたい!」という実用性重視なら、モナルシーダ NEO3(Ⅲ)SW
という基準で選ぶと良いかと思いますよ。



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