元プロの視点で本気で子供靴のおすすめを語るクツプロ(@kutsupro)です。
ミキハウスには、本当にたくさんのキッズシューズの種類があります。その中で、定番と考えられる5種類のシューズの中から“本当におすすめできる靴”や”実はおすすめできない靴”を紹介します。
この記事では、おすすめできるのは1つだけでした!
元靴メーカーでオリンピックモデルのデザイン開発をしていた筆者が本音でお話しします。
・ミキハウスのキッズシューズのおすすめが知りたい方
・ミキハウスの買ってはいけない、おすすめできないシューズを知りたい方
は参考にしてください。この記事では、
・ミキハウスのキッズシューズ中で選ぶならミズノコラボシューズがダントツの1択!
・他は靴としては、足に良くない作りになっているものもあるので注意して欲しい
という内容がわかる記事になっています。
ミキハウスってどんなメーカー
ミキハウスは、大阪府八尾市で子ども服の企画製造卸からスタートしたメーカーで、親が大切なわが子に心から着せたいと思える商品づくりを目指し始まったそうです。
子どものことを第一に考えたものづくりを心がけていると事業内容に表明されている会社です。
ミキハウスのキッズシューズは足に悪い!?
おそらく、ミキハウスは靴を自分たちで一から開発するノウハウがないと思われます。(そもそも、一部の専業メーカーやスポーツメーカー以外はその機能はありませんので、それが普通です。)
なので、キッズシューズとしての出来はイマイチなのが多いです。靴専門の人ではなく、服の担当者が一緒に靴も考えているような作りをしている靴が多いんですよね。たぶん、中の人は大変なんでしょう。。
そのため、お世辞にも”足に良い靴”とは言えません。他のスポーツメーカーは、常に新しい靴を作っているので、その差が出てしまうのはしょうがないところです。
ただ、その靴を履いたから“すぐに足が悪くなるというわけではない”です。元から足が強い子は関係なく成長します。ただ、プロ目線で言うと「他の靴の方が良いですよ」と言う意見になります。
ミキハウスのキッズシューズのおすすめポイント
ミキハウスのファーストシューズで特に私がおすすめしたいポイントは「服などと全体でコーデできる」という点です。また、ミキハウスの商品は大手のスポーツメーカーよりも値段帯が高いので、特に贈り物としても喜ばれますね。
ミキハウス人気キッズシューズシューズおすすめランキング!
ミキハウスは、本当に色々なタイプのキッズシューズを売っています。例えば、この記事で紹介する以外にも4万円を超えるようなゴールドラインなどもあります。
今回は、定番と考えられる5種類のシューズの中でのランキングを紹介します。1位は、他の高額なキッズシューズと比べてもダントツの1位です。
ミキハウスのキッズシューズなら「ミズノコラボキッズシューズ」1択!!ダントツでコレ!
ミキハウスのミズノコラボキッズシューズは、
・定価が¥19,800(税込/記事執筆時)
・展開サイズは16.0cm~21.0cm(0.5cm刻み)
・カラーは3色
のシューズです。
足に良いミキハウスのキッズシューズが欲しいなら、靴としての設計が優れているシューズを選ぼう。
イチオシはなんといっても「ミズノ」とのコラボな点です。実は、スポーツメーカーは、きちんと「子供の足にあったLAST(=靴の足型)」を自分たちで考えて、何か問題があれば、そのLASTを直すため、「根本的な靴の作り」が違います。
靴の形を見ると、その違いは明確です。ミズノが設計を考えている点が見え、明らかに他のミキハウスの靴とは違うので、足に良いキッズシューズを欲しい方はこの1択となります。
ミキハウスのキッズシューズで迷ったら、ミズノとのコラボシューズ一択!そう覚えてください。
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アッパー(靴の上部分)は靴の設計の基本に忠実
足を包み込むカカトと破れやすいつま先をしっかりとカバー。中足部は、横からホールドする素材で、耐久性と足へのサポートが考えられています。
かかとは、大きなパーツでホールド感をキープする設計になっていて、かかとのぶれを防止します。
大きく開くベロはお子さんでも自分で履きやすい仕様です。また、ベルトに穴が空いているので、足の形状にもしっかりと沿います。
ソール(靴の底部分)は全面ラバーでフラットなのが良い。すべりづらい
裏側から見ると全面ラバー(ゴム製)なので、すべりずらい設計なのも基本に忠実です。足の真ん中も変にくびれていないので、安定した安定した歩行が期待できます。
横から見ると、適度につま先が上がっており、運動の際の転倒防止にも繋がる設計ですね。
他のミキハウスのファーストベビーシューズよりも価格が高いのは、コラボである点が大きいのでしょうが、足に良いという点で見ると靴の設計的には他のミキハウスの靴と比べても、この靴がダントツです。ミキハウスのキッズシューズを買うなら、ミズノコラボキッズシューズがおすすめです。楽天市場リンク
裏技:実はイチオシはコレ!安いミキハウスの”ミズノコラボキッズシューズ”サイズが合えば即買い!
ミキハウスとミズノのコラボキッズシューズには、実は1万円前後の安いモデルも存在します。デザインは少し違いますが、機能性はミズノとのコラボなので安心です。
ただ、いつ見てもサイズが欠けている人気商品のようです。おそらく、ミキハウス直営では売らない、卸販売限定商品なので安いのかも?と想像しています。
以下に安い方のミズノコラボキッズシューズのリンクも貼っておきますので、もしサイズが見つかればラッキーですね!(執筆時は半分くらいのサイズがあったのですが、すぐなくなると思うのでお早めに!)
ミキハウスのダブルBキッズシューズ(ランニングシューズタイプ)は普通だが、0.5cmサイズが無いのが残念
ミキハウスのダブルBキッズシューズ(ランニングシューズタイプ)は、
・定価が¥12,100(税込/記事執筆時)
・展開サイズは16.0cm~19.0cm(1cm刻み)
・カラーは5色
のシューズです。
ダブルBキッズシューズ(ランニングシューズタイプ)は、ミキハウスの中ではそこまで悪くないが、サイズが1cm刻みなのが残念。
ミキハウスのダブルBキッズシューズには、ランニングシューズ以外にも様々なタイプがありますが、子供の足のことを考えると「ランニングシューズタイプ」が良いと思います。
ミキハウスのキッズシューズを見比べると、このシューズのLASTはしっかり作っているように見えます。ただ、靴サイズが1cm刻みで、0.5cmが無いのがマイナスです。お店の定員で、1cm刻みの場合、サイズが合わない時はインソールで調整してと言う人がいますが、選べるなら0.5cm刻みがある靴の方が良いです。
アッパー(靴の上部分)はランニングシューズイメージで、全体が人工皮革の設計
アッパーは昔のランニングシューズのパターンを参考にしたような設計です。つま先のパーツなどは大人の靴で言うとニューバランスなどと同じイメージですね。
全体的に素材は人工皮革ですので、よく言えば、汚れづらい。悪く言えば、通気性が悪い設計です。
上にベルトがあるので、全て紐のバージョンよりは履きやすい仕様ですが、どちらかといえば高学年向けのイメージですね。
ソールは全面ガムラバー
ソールは全面フラットのガムラバーです。滑りにくそうに見えます。
他の“ミキハウスのキッズシューズの中では”、靴としては割と普通に作っているシューズですよ。ただ、0.5cmサイズが無いので、あまりオススメできません。
ミキハウスのホットビスケッツキッズシューズ はオススメしない
ミキハウスのホットビスケッツキッズシューズ(ランニングシューズタイプ)は、
・定価が¥8,690 (税込/記事執筆時)
・展開サイズは16.0cm~18.0cm(1cm刻み)
・カラーは3色
のシューズです。
アッパーは、基本を知らない!?作りに見える
このアッパーは、つま先パーツの形状などを見ると、靴の設計を知らないデザイナーの印象です。わざとなのかもしれませんが、屈曲のしやすさの考慮などが感じられません。あえてかもしれませんが。
こちらも、残念ながら靴サイズが1cm刻みで、0.5cmが無いのがマイナスです。
横からの形状や、つま先の形状もぼてっとして、踵の丸みも特に感じません。LASTがあまり良く無いのかもしれませんね。改善に期待です。
ソールも中足部を絞りすぎ!?踵の設置部分の設計も基本を知らない!?わざと?
ソールも設置部分(足の外側)に、切り替え溝があるのがちょっと意図がわかりません。普通なら内側にすると思いますが、わざとなのかもしれません。ミッドソールの造形も意図が感じない造形なので、しっかりとした設計とは言えないですね。
靴としては、オススメできません。ミキハウスの中では安いと言うのが特徴の靴かと思います。
ミキハウスのmロゴ キッズシューズはオススメしない
ミキハウスのmロゴ キッズシューズは、
・定価が¥9,790(税込/記事執筆時)
・展開サイズは16.0cm~21.0cm(1cm刻み)
・カラーは3色
のシューズです。
アッパーは、特に特徴はない
踵のアクセントカラーの形状が流れを感じるのに対し、他のパーツの形状はぼてっとしているので、全体としてはチグハグな印象のデザインですね。わざとかもしれません。
こちらも、残念ながら靴サイズが1cm刻みで、0.5cmが無いのがマイナスです。
アッパー全体はメッシュベースの構成ですので、通気性が良さそうです。
ソールは中足部を絞りすぎ!?踵の設置部分の設計も基本を知らない!?わざとかな?
ソールは、おそらくホットビスケッツキッズシューズ(ランニングシューズタイプ)と同じデザインのようで、同様に基本を知らない設計に見えますが、わざとかもしれません。
と言うことで、残念ながらミキハウスのmロゴ キッズシューズは靴としては、オススメできません。
ミキハウスのキッズシューズ(日本製/オールスタータイプ)はオススメしない
ミキハウスのキッズシューズ(日本製/オールスタータイプ)は、
・定価が15,400(税込/記事執筆時)
・展開サイズは16.0cm~20.0cm(1cm刻み)
・カラーは6色
のシューズです。
アッパーは、コンバースのオールスターのような作り。足に良い作りではない
こちらの、ミキハウスのキッズシューズはコンバースのオールスターに似た作りなので、この記事内ではわかりやすくオールスタータイプと呼びます。
ただ、このコンバースオールスターのような設計は古い靴の作り方です。なので足に沿った屈曲性もなく、また、クッション性もありません。
サイズも残念ながら靴サイズが1cm刻みで、0.5cmが無いのがマイナスです。
ソールはミッドソールがないのでクッション性はない
このタイプのソールは、クッション性はありません。特にアスファルトの上を歩く機会が多い都会の子供の足には「固すぎず、柔らかすぎず」クッション性があるバランスの良い靴が良いですね。
あまり子供の足に良い設計というわけではありません。短時間履くらいなら問題ないとは思います。
まとめ:元プロが教えるミキハウス人気キッズシューズシューズおすすめランキング
・ミキハウスのキッズシューズ中で選ぶならミズノコラボシューズがダントツの1択!
・他は靴としては、足に良くない作りになっているものもあるので注意して欲しい
という内容でした。
唯一お勧めできるミキハウス ミズノコラボキッズシューズは、この記事で紹介した中では、唯一の0.5cm刻みの靴でスポーツメーカーとのコラボで靴の作りもしっかりとしていましたね。
ただ、値段が高いのがネックでもあるので、値段を気にする方は他ブランドの靴でも良いかもしれません。この記事は、本当に足に良いかどうかの観点での記事ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
*この記事で使用した画像は、筆者オリジナル画像と「楽天アフィリエイトのリンク作成ページ内での使用可能な画像」を利用しています。
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