
元靴メーカーでプロ選手のサッカーシューズを手がけた事もある筆者がアシックスのサッカースパイク「DS LIGHT PRO」最新作をレビューします
この記事は元靴メーカーでプロ選手のサッカーシューズを手がけた事もある筆者が、人気のアシックスのサッカースパイク「DS LIGHT PRO」の2026年発売モデルを解説します。
・DS LIGHT PROの特徴
・おすすめな人、おすすめじゃない人
・前作のDS LIGHT PROからの違い
を知りたい方へ向けた記事になります。なお、DS LIGHTシリーズは、PRO、ADVANCE、CLUBの3種類あり、一番上のグレードの「DS LIGHT PRO」の内容となります。
*中間グレードのDS LIGHT ADVANCE WIDEの記事はこちら
*一番下のグレードのDS LIGHT CLUB WIDEの記事はこちら
結論 !部活の試合用サッカースパイクとしておすすめ!
まず、結論です。
DS LIGHT PROは、天然皮革のような柔らかいアッパーと疲れにくいソールが特徴の試合用サッカースパイクとして最適です。
前作からの一番の変更点は前足部の範囲が拡大し、素材が天然皮革のカンガルーレザーから、柔らかい人工皮革のSILKYWRAPになり、
・天然皮革のような柔らかさと人工皮革のケアのしやすさの良いとこ取り
を実現。ワイズ(靴幅)もstandard(2E相当)とwide(3E相当)があり、アウトソールの種類もマルチソールと人工皮革専用ソールが選べるサッカースパイクですよ。
DS LIGHT PRO(スタンダード幅)↓
DS LIGHT PRO WIDE(ワイド幅)↓
DS LIGHT PRO AG(人工皮革版)↓
アシックスのサッカーシューズ「DS LIGHT PRO」のシリーズでの立ち位置
「DS LIGHT PRO」は、アシックスのサッカーシューズ「DS LIGHT(ディーエスライト)」シリーズの上位グレードのモデルで、フィット感を兼ね備えた部活生のシューズとして人気です。
部活生のための上位グレードという立ち位置で
・天然皮革のようなSILKYWRAP素材で、柔らかい履き心地と耐久性の両立
・耐摩耗樹脂と、疲れが残りにくいGELのクッション機能のあるアウトソール
です。「履いた瞬間から柔らかい快適なフィット感とケアのしやすさ。しかもクッション性もある」という部活生にとって、必要な機能を兼ね備えた優れたスパイクです。
なお、よく比較されるミズノのモナルシーダNEO(200g前後/27cm)と比べると重い(240g前後/27cm)ですが、これは単純に重さの違いではなくコンセプトの違いですね。
・部活に必要な耐久性や疲れにくいシューズ→DS LIGHT PRO
・試合でのパフォーマンスを最大限引き出す→モナルシーダ NEO PRO
というコンセプトの違いなので、選ぶ際の参考にしてください。
「DS LIGHT PRO(最新作)」の特徴を解説。耐久性があり部活の練習、試合兼用サッカースパイクとして優秀!

| 商品名 | DS LIGHT PRO(スタンダード幅) DS LIGHT PRO WIDE(ワイド幅) |
| 対応グラウンド | ・土・天然芝・人工芝 (人工芝特化(AG)モデル有) |
| 展開サイズ | 22.0cm~29.0cm |
| ワイズ(靴幅) | スタンダード(2E相当) ワイド(3E相当) |
| アッパー前足部素材 | SILKYWRAP |
| アッパー後足部素材 | 人工皮革 |
| スタッド形状 | 丸スタッド |
| リンク | 楽天市場 |
アッパーの前足部レビュー

今作の「DS LIGHT PRO」の前作からの一番の特徴は前作よりも前足部の範囲が拡大し、素材が天然皮革のカンガルーレザーから、X-flyなどで好評だった柔らかい人工皮革のSILKYWRAPになったことです。
それにより、
・天然皮革のような柔らかい履き心地
・ケアのしやすさや耐久性
が実現しました。また、ワイズ(靴幅)はスタンダード(2E相当)、ワイド(3E相当)の2種類を選ぶことができます。(WIDEモデルは、DS LIHGHT WIDEという商品名)
カンガルーレザーは、軽さ、柔軟性、足入れの良さなどに特長がありますが、SILKYWRAPは、すでにプロ選手の使用モデルでも実績を積んできた素材なので、同等の良さを発揮してくれますよ。
むしろ、ケアのしやすさでは、部活性にとっては嬉しいアップデートですね。
・カンガルーレザーから、SILKYWRAPになったことで柔らかい足入れを実現しながらも、シューズケアがしやすいアップデート。
・スタンダード(2E相当)、ワイド(3E相当)のワイズ(靴幅)を選択可能
アッパーの中足部から後足部レビュー

外側の中足部から後足部にかけては人口皮革の上にPUパーツが圧着されている仕様です。前作はメッシュベースにシートを貼っているような仕様だったものが人工皮革に変更になっていますが、中足部から後足部なので、そこまで大きなフィッティングの違いはないです。

内側は、人口皮革素材にプリントをした使用です。

履き口周りは、柔らかな起毛素材でクッションが上部に入っています。また、ベロ裏も同じような起毛の素材なので、足当たり良さを実現しながらも、同時に滑りにくく、スパイクが脱げにくい構造です。インソールも滑りにくいは取り替え式インソールになっています。

かかとは下の部分は内側のパーツと外側のパーツ同士を縫い割し、上の部分が外側の素材が上にかかるようになっています。また、内蔵カウンターの仕様です。
・ベロ裏にまでこだわり、フィット感を意識した仕様
ソール(靴底)レビュー


「DS LIGHT PRO」のソールは、土、人工芝、天然芝とマルチに対応できるアウトソールと、人工芝用のAGソール版の2種類あります。
マルチソールは、スタッドは12本のバランスの良い円柱スタッド設計で、汎用性が高くて、どのようなプレイにも対応するようなソール設計になっています。
人工芝は、摩擦が強く足への負担が大きいため、AGソールは、マルチソールに比べてスタッドの高さが低く、本数が多いことにより、グリップ力がありながら足への負担を減らす設計になっています。
ポイントは、マルチソールのfuzeGELです。こちらが地面からの衝撃を緩和してくれます。そのため、プレー中の動きの衝撃を和らげ疲労を溜まりにくくしてくれます。
・fuzeGELが衝撃を緩和する設計
・土、人工芝、天然芝とマルチに対応できるアウトソールと人工芝専用のAGソール
前作との最新作の「DS LIGHT PRO」との違い

⭕️アッパー:カンガルーレザーからSILKYWRAPへ素材変更。範囲も拡大

前作からの一番の変更点は
・前足部の素材の範囲が拡大し、素材が天然皮革のカンガルーレザーから柔らかい人工皮革のSILKYWRAPに変更
という点です。素材範囲の拡大は、上位モデルのX-flyなどでも実績があるような形状で、より足入れいが良くなる方向のアップデートです。
また、カンガルーレザーから、SILKYWRAPの変更ですが、すでにプロ選手の使用モデルでも実績を積んできた素材ですので、柔らかく足入れも良いですよ。また、天然比較ではないので、シューケアも楽になり、品質も安定しカンガルーレザーの個体差(天然皮革は生き物なので、革の品質にも多少の個体差があります)もありません。
ですので、ほとんどの部活生にとっては、良いアップデートだと思います。
ただ、一部ではありますが、足幅が相当ワイドな方でカンガルーレザーを履き込んで、伸ばさないと足が入らないというプレーヤーにとっては残念なアップデータかもしれません。
カンガルーレザーを取りやめた背景の推察
おそらく、カンガルーレザーからSILKYWRAPへの変更はアシックスのカンガルー皮革の使用の全面的取り止めの方針の沿ったものだと思われます。カンガルーレザー廃止の流れは世界的な流れのようで、すでに主要なサッカー大手メーカーは使用取り止め方針を公言し、カンガルーレザー使用のモレリアⅡが有名なミズノですら、段階的に廃止という方針だそうです。
・範囲の広いSILKYWRAP素材で、天然皮革のような足を包み込む柔らかい足入れ
ワイズ(靴幅)が、3種類から2種類へ
前作では、ワイズがnarrow(D~E)、standard(2E相当)、wide(3E相当)の3種類あったのですが、新作ではstandard(2E相当)、wide(3E相当)の2種類のみに変更になっています。(2026年4月現在)
おそらく、narrow(D~E)の購入人数が少なかったのかもしれませんね。
一般的にnarrow(D~E)は、男性だと15%未満程度で、なおかつ、実際に足が細い人でも2Eのシューズでも大きな問題がでない人がほとんどなので、narrow幅(D~E)はやめたのかもしれません。
▲ソール:耐摩耗素材ではなくなった。

前作とのアウトソールの大きな変更点は、ソールに使用しているウレタン素材が耐摩耗素材ではなくなったようです。アシックスの公式ページにも記載が無くなっています。
ここは、判断が分かれるところです。DS LIGHT PROを
・試合と練習の兼用サッカースパイクと考える場合はグレードダウン
・試合用スパイクとして考えるなら大きな問題はない
となります。ですので、今回のアップデートは、「DS LIGHT PRO」は部活の試合用スパイクとしての位置付けの再定義したと考えるべきなのかと思います。
ですので、
・DS LIGHT PROは試合用スパイク。天然皮革のような柔らかいアッパーと疲れにくいソールが特徴のスパイク
・DS LIGHT ADVANCE WIDEは練習用スパイク。柔らかさ、耐久性、クッション性がバランス良く搭載されたスパイク
と理解すべきだと思います。
・ソールに使用しているウレタン素材が耐摩耗素材ではなくなった
まとめ:DS LIGHT PRO(最新モデル)は部活の試合用スパイク
・快適な履き心地のDS LIGHTシリーズの上位グレードモデル
・前足部に広くSILKYWRAPが使われており、天然皮革のような柔らかく足入れと手入れしやすさが特徴。
・fuzeGELが衝撃を緩和してくれるので疲れにくいマルチソール
・土、人工芝、天然芝とマルチに対応できるアウトソール
(人工皮革専用ソールのDS LIGHT PRO AGもあり)
という特徴のサッカースパイクです。このサッカースパイクは
・天然皮革のような柔らかく足入れを大事にしたい部活プレイヤー
・走っても、疲れを残したくない選手
におすすめのシューズです。
DS LIGHT PROは、天然皮革のような柔らかいアッパーと疲れにくいソールが特徴のサッカースパイクとしておすすめ
でした。部活生は検討してみてください。
DS LIGHT PRO(スタンダード幅)↓
DS LIGHT PRO WIDE(ワイド幅)↓
DS LIGHT PRO AG(人工皮革版)↓
足幅が相当ワイドな方でカンガルーレザーを履き込んで、伸ばさないと足が入らないというプレーヤーは、前作が良いかも
唯一、前作を選ぶべき人は、
・カンガルーレザーじゃないと、足幅がワイドすぎて厳しい方
です。そこだけは天然比較が若干優位かと思います。ただ、前作はサイズがほとんどないので、急いだ方が良いかと思います。
前作のカンガルー革のDS LIGHT PRO(スタンダード幅)↓
前作のカンガルー革のDS LIGHT PRO(ワイド幅)↓



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