・この記事は足に良い子供用の長靴(レインブーツ)を「本気で」選びたい人のための記事です。
・足に良い長靴から、買ってはいけない長靴までランキング5選です。
子供が雨の日にはく長靴。ネット上で色々と記事がありますがプロから見ると子供の足に良くない靴をおすすめしている記事が多くあります。

元プロの目線で本音で長靴を紹介します!忖度なし!ブランドの方ごめんなさい。。。
元靴メーカーでオリンピックモデルのデザイン開発をしていた筆者が”長靴”のおすすめモデルを紹介します。長靴はなかなか足に良い靴がないため難しいのですが、その中でも、おすすめの商品を選びました!
は
・機能と値段のバランスで選ぶならムーンスター「MS RBC65」
・アンパンマンなら「ロンプC66アンパンマン」、アナ雪なら「ロンプC63 アナユキ」
・高機能の長靴なら「TH CHILD1023」おすすめ!
という事がわかる記事内容になっていますよ
長靴は子供の足に良い?良くない?
そもそも、長靴は全面をラバー(ゴム)素材で覆われていて水の侵入を防ぐ設計がほとんどです。その方法が、安く作れて水の侵入を防ぐ事ができるんですね。
ですので、アッパー(靴の上部分)とソール(靴の下部分)が一体成型されています。ですから、水は侵入しないですが、足の屈曲などをそこまで考慮できていない靴がほとんどです。
とはいえ長靴を履くのは雨の日のみだと思うので、普段きちんとした靴を履いていれば、
”サイズさえ”しっかりとした長靴を履いていれば、そこまで足に良い設計にこだわらなくても大丈夫です。
子供の足に良い長靴の選び方のポイント
足の良い長靴を買う時に、気をつけるべき最大のポイントはサイズ感です。
あまりにも大きめのサイズを履くと、足に良くありません。いくら良い長靴でも、サイズが合ってなければ元も子もないのです。
とはいえ、長靴のサイズ展開は0.5cm刻み(13.0cm、13.5cm、14.0cmのようなサイズ)が少なく、1cm刻み(13.0cm、14.9cm、15.0cmのようなサイズ)しかないことがほとんどです。
その場合、消極的な解決方法ではありますが、インソールを入れてサイズ調整をするのも一つの手です。プロでも、よく使う手で0.5cmくらいの調整の際にはよく使います。
長靴のサイズが合っているかの簡単な測り方
長靴が子供の足に合っているかの簡単な確認方法は、
・かかとをつけて長靴を履く
・判定:つま先を押して、先が5mm~10mm程度の余裕(大人の人差し指を横にして、半分くらい=10mmの余裕があればOK!)
です。もし、インソールを取り外せる場合は
・STEP1 靴からインソールを取り出す。
・STEP2 靴下を履いてインソールの上に立ってもらう
・STEP3 かかとをきっちり合わせる
・判定:つま先とインソールの先が5mm~10mm程度の余裕
の方法でも、簡単に計測することができます。靴下を履いて確認するのがポイントです。
なお、そもそも長靴は少し大きめに作られていることが多いので、少し大きめが欲しい方は、今、子供が履いているスニーカーのと同じサイズを購入するという方法もあります。
子供の足サイズの平均と身長情報

平均的な足の成長の目安は、生まれてから2歳までが3ヶ月で0.5cm伸び、約3歳から女の子は12歳前後、男の子は15歳前後までの子供の足の成長目安は6ヶ月程度で0.5cm(1サイズ)が一般的です。
個人差は多いですが、参考にしてみてくださいね。
なお、上の表に書いてある、実際の平均の足サイズは、実寸(実際に測ったサイズ)なので、履く靴の実際のサイズは1~2cm大きめで問題ありません。
プロおすすめ!保育園・幼稚園・小学生用の足に良い長靴ランキング5選を解説!アンパンマン/アナ雪などのキッズレインブーツを紹介!
今回紹介する長靴(レインブーツ)は足に良い工夫や機能的な長靴から、アンパンマン、アナ雪などのキャラクターものも含めた5種類!それぞれ解説していきますね!
1位:子供用長靴(レインブーツ)のちょうど良い機能で選ぶならこれ!ムーンスター「MS RBC65」


・サイズ展開:14.0cm−21.0cm(ハーフサイズ無し)
・カラー:8色
・重量:約250g(16.0cm)
・幅:2E(標準幅)
の長靴です。重量はソールがしっかりとしている分、16.0cmで片足約250gと少し重めな印象ですが、むしろ、軽くてふにゃふにゃな長靴よりも、しっかりした安定感があって良いですよ。また、履くとそこまで気にならないと思います(子供談)

内側には、名前を書く欄(ネームシート)があります。細かい工夫が嬉しいですね。
ムーンスター「MS RBC65」のインソール(中敷)について

インソールはこんな感じの不織布っぽい素材です。洗濯可能です。長靴で洗濯可能なインソールというのもないので、ここもプラスポイントですね!
ムーンスター「MS RBC65」の滑らないソール(靴の下の部分)が素晴らしい!
ムーンスター「MS RBC65」のソールには、「エバックスN」を使っており、一般的なソールに比べて濡れた路面と乾いた路面での防滑性(滑りにくさ)の差が少ないソールですよ。

ちなみに、触ってみると普通のラバー(ゴム)素材のソールよりもしっとりと引っかかる感触。滑りづらそうな感触です。

ブロックごとに溝がしっかり入っていて水の抜けとグリップが考慮されていますね。
この長靴を作っているムーンスターは創業約150年の歴史を持つ会社で、昔の「月星」という名前でも覚えてる方もいるかもしれません。ランニングシューズなどの最先端の機能開発はなかなか難しいですが、長靴などニッチな分野では確かな技術で信頼を得ているメーカーです。
しかも、この長靴は日本製になります。
・最大の特徴である、滑りづらいソールが、他の長靴と大きく違う。
・名前を書く場所など、子供に嬉しい工夫が施されている
・日本製で靴製造経験の長いムーンスターブランド
という特徴の長靴です。サイズが21cmまであるので、保育園・幼稚園から小学生まで履ける長靴ですね。子供用キッズ長靴はなかなか機能性がないんですけど、この長靴はアリです!
「ムーンスターMS RBC65」の購入レビュー記事を読みたい方はこちらも参考にしてくださいね
2位:人気キャラ!アンパンマン!ムーンスター「ロンプC66 アンパンマン」


ムーンスター「ロンプC66 アンパンマン」は
・サイズ展開:13.0cm−19.0cm(ハーフサイズ無し)
・カラー:8色
・重量:約230g(16.0cm)
・幅:2E(標準幅)
の長靴です。大人気のアンパンマンの公式ライセンス商品ですね。しかも、この長靴は日本製ですよ。

靴の内側に名前を書く場所(ネームシート)があります。

小さいサイズ(ベビーサイズ)は長靴の高さを低くして、履きやすい設計になっています。
製造している、ムーンスターは創業約150年の歴史を持つ会社で、長靴などニッチな分野では確かな技術で信頼を得ているメーカーです。
ムーンスター「ロンプC66 アンパンマン」は展開サイズが19cmまであるので、保育園・幼稚園のお子さんの足サイズにはちょうど良い展開の長靴です。
3位:人気のアナ雪レインブーツ!ムーンスター「ロンプC63アナユキ」

ムーンスター「ロンプC63アナユキ」は
・サイズ展開:14.0cm−19.0cm(ハーフサイズ無し)
・カラー:1色
・重量:約250g(16.0cm)
・幅:2E(標準幅)
の長靴です。大人気のアナ雪の公式ライセンス商品ですね。こちらも、日本製になります。

靴の内側に名前を書く場所(ネームシート)がありますし、インソールは洗濯可能です。長靴で洗濯可能なインソールというのもないので、ここもプラスポイントですね!

ソールも、大きめのブロックの設計で、水抜けがよくグリップが効きそうです。
製造している、ムーンスターは創業約150年の歴史を持つ会社で、長靴などニッチな分野では確かな技術で信頼を得ているメーカーです。
ムーンスター「ロンプC63アナユキ」は、展開サイズが19cmまであるので、保育園・幼稚園のお子さんの足サイズにはちょうど良い展開の長靴です。機能的には、2位に入ってもおかしくありませんが、価格面も考慮して3位とさせていただきました。
ただ、他のメーカーのアナ雪の長靴を買うくらいなら、靴の設計的はこの長靴がおすすめですよ!
4位:子供用の長靴(レインブーツ)の高機能商品!「TH CHILD 1023」

ムーンスター「TH CHILD 1023」は
・サイズ展開:15.0cm−24.0cm(ハーフサイズ無し)
・カラー:1色
・重量:約160g(16.0cm)
・幅:2E(標準幅)
の長靴です。正直、ここまで子供用の長靴で機能にこだわったのは初めてみました。まず、重さが16.0cmで160gの軽量設計です。高さが低めなのに加えて、軽量配合ゴムを使っているようです。
機能だけ見れば、1位の子供用の長靴(レインブーツ)!「TH CHILD 1023」

靴の内側に名前を書く場所(ネームシート)がありますし、インソールは洗濯可能です。しかも、このインソールは、機能性のカップインソールで、つま先に高反発スポンジを採用しています。

つま先にゆとりのある設計で、足の指が動かしやすい形状ですし、防菌効果のある「カテキン」も搭載しているようです。

ソールも、足の曲がりと同じ位置で曲がる設計になっています。
この靴を製造しているムーンスターとして考えられる機能を満載した長靴という感じですね。なお、製造は中国です。(余談ですが、こういう高機能なものは、日本ではなく海外でしか作れないのが今の靴業界の現状ですね)
ムーンスター「TH CHILD 1023」は、展開サイズが24cmまであるので、保育園・幼稚園から小学生のお子さんまで対応した長靴です。
機能的には、ぶっちぎりの1位です。ただ、定価が5,280円(税込)ですので、購入する人を選びそうなので4位になりました。ただ、子供の足だけを考えるなら、この靴が候補に上がりますね!ムーンスターさん、良くこの長靴(レインブーツ)を企画してくれました!
4位:定番の長靴!アキレス「モントレ 107」

アキレス「モントレ 107」は
・サイズ展開:14.0cm−21.0cm(ハーフサイズ無し/販売店により展開サイズが異なります。~21cmは、公式ショップ情報から引用)
・カラー:7色(販売店により展開カラーが異なります)
・重量:不明
・幅:2E(標準幅)
の長靴です。定番の長靴の設計ですね。

カラーは色々あるので選べます。ネームタグは無いようですね。

定番の子供用の長靴(レインブーツ)を欲しい方用の長靴ですね。知らないメーカーの長靴より、きちんと作ってある長靴ですので、定番の長靴で値段も許容範囲のものが欲しいならおすすめですが、少しでも子供用の機能が欲しいなら上の順位の長靴を選びましょう。
プロおすすめの保育園・幼稚園・小学生用の足に良い長靴ランキング5選のまとめ
本記事では、元靴メーカー勤務の筆者が”本音で語る”保育園・幼稚園・小学生などの子供用の足に良い長靴(レインブーツ)ランキング5選を紹介しました。アンパンマンやアナ雪、また、超高機能の長靴などから
・機能と値段のバランスで選ぶならムーンスター「MS RBC65」
・アンパンマンなら「ロンプC66アンパンマン」、アナ雪なら「ロンプC63 アナユキ」
・高機能の長靴なら「TH CHILD1023」おすすめ!
という内容になりました。
他で見てきた忖度ありのランキングとは違った内容でびっくりした方もいると思います。プロそれぞれ考え方や思想が異なりますが、子供用の長靴(レインブーツ)として考えた時にプロであれば似たような意見になるかと思います。ぜひ参考にしてくださいね!
*この記事で使用した画像は、筆者オリジナル画像と「楽天アフィリエイトのリンク作成ページ内での使用可能な画像」を利用しています。
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